フラットホワイトの午後

手帳のこと、本のこと、映画のこと。

手帳はいつも私の相棒・2

就職活動時の手帳、3つの良かったこと(続き)

↓前回のお話

fwapricot.hatenablog.com

自分の歩みが客観的に認識できること

たくさん行動しているうちに、その行動量に慣れてしまう時がある。慣れてしまうと、行動しているのに何もしていないような、行動しているのに何も変わっていないような気がして、無力感を覚えて虚しくなってしまったりすることがある。

そんな時、これまでやってきたことが書かれている手帳を見ると、「ゴールにはまだ達していないけれど、近づくためにちゃんと努力できている」という事実を認識することができた。これも予想以上に心の支えになった。

就職は、これからの自分の人生に大きく関わる選択。必ずしも早く決まればいいわけでもないし、どこでもいいわけでもない。もちろん、どうしても決まらない場合は妥協することもあるかもしれないけれど、まだその時期ではない。そうわかっていても、焦るものは焦る。前向きに楽しく就活していた私も例外ではなかった。

焦って地に足がつかなくなってしまいそうな時、それまで一緒に歩いてきた手帳が「今、ゴールに向かってここまで歩いてきている」と「今ここ」を教えてくれたのは、本当に心強かった。例え詳細は覚えていなかったとしても、これだけやったんだな、という行動の記録は、思った以上に心の支えになった。

まだチャレンジできる機会がこんなに残っていると認識できること

地味に良かったのが、最初に「100社落ちる覚悟で」と図らずも具体的に応募目標数を決めていたことだ。(というか、落ちてもOKな数)

いくら覚悟を決めていても、いくら縁や相性もあるとわかっていても、いくら氷河期だとしても、落ちたら傷ついたりガッカリしたりする。1回だって傷つくのに、10回も20回もそれがあったら焦ったり嫌になったりして当然だと思う。雇ってくれる所なんて存在しないんじゃないかな、なんて思えてきてしまったりする。

そんな時、手帳に書いた応募記録を見て、まだ100社には程遠い!と思うと、まだまだ全然余裕!と思えた。これからの予定もそうだ。まだまだ機会がある、という事実を認識できることは心強かったし、夏ぐらいまでに100社受けるには今のペースを落とさない方がいいな、などと淡々と思えたのも良かったのだと思う。

そんな感じで、就職活動の時の私の手帳は、目標への道標であり足跡だった。いろんな安心感をくれて、行動することに集中させてくれた、頼もしい相棒だった。

(↓その3に続く)

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