フラットホワイトの午後

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モレスキンのノートが好き<カイエ ジャーナル編>

モレスキンノートの中で、なんだかんだ私が一番よく使ってきたのは、カイエ ジャーナル XLだと思う。

てっきりハードカバーノートの見た目や雰囲気が気に入っているのかと思っていたが、もしやモレスキンのこの進化しない素っぽい雰囲気と紙の感じも好きなのかな?と気づいたのは、カイエ ジャーナル XLを使っていた時だ。

カイエは正直何でもないノートで、それにしては高いのだが、私は仕事の何でもメモ&考える用に結構長い間使っていた。それまで、仕事用のメモノートはA6サイズ以下くらいの小さめのリングノートを使うことが多かったが、その時期は自分の視野がどうにも狭まっている気がして、もっと大きな面に向かって考えたくなったのだ。そんな時、会社近くの書店に置いてあった大きめサイズのノートの一つが、このカイエ ジャーナル XLだった。

結構切羽詰まっていた私は、一瞬「高い、、(@_@;)」と怯んだものの、頑張っているご褒美&さらに頑張るために好きなモレスキンを使うぞ!えーい!と勢いで買って、すぐに使い始めた。正直、常にノートパソコンを開いているオフィスのデスクに、カイエは大きすぎて空間的に適しているとは言えなかった。だが、カイエ XLの見開きページの広さは、自分がその時求めていた開放感をくれた。

例によって飾らない素の感じと、ペンによって裏抜けする美しく使い切れない感じが、綺麗に使わなきゃ、みたいな変な緊張感を解いてくれたのも心理的に良かったようだ。1ページが広く、ページ枚数も結構たっぷりある上に3冊セットなので、惜しみなく使えるのも良かった(買ったら値段のこと忘れるタイプです)。ただ、裏表紙の内側についているフラップはシンプルに糊付けされているだけなので、一冊使い切る前に剥がれて使い物にならなくなることが多かった。(^_^;)

横罫、方眼、無地それぞれ使ってみて、文字中心の使い方をする私の場合は、横罫がいちばん使い心地が良かったかなと思う。無地だと配置が自由すぎて整理がつかなすぎるし、線が割と濃いので方眼より横罫の方がスッキリした視界で使える気がするからだ。

ちなみに、仕事用何でもノートのサイズを小さめに戻したくなった時に、カイエ ジャーナル Largeを使ってみたことがある。残念ながら、こちらはどうも気分が乗らなくて、すぐに以前使っていたようなリングノートに変えてしまった。私にとってカイエの使い心地の良さは、XLのサイズ感込みのようだ。

 

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